学科試験問題例 弐・参段

学科試験問題例 弐・参段

剣道『 弐・参段 』問題例

Ⅰ 知識・理論

1 剣道において、何故礼儀を大切にするかを述べなさい。

2 「気・剣・体の一致」について説明しなさい。

Ⅱ 実 技

1 「切り返しの目的と効果」について述べなさい。

2 「基本動作に力を入れる理由」について述べなさい。

3 「仕掛けていく技の種類」を書きなさい。

Ⅲ 日本剣道形

1 「日本剣道形の打太刀・仕太刀の役割」を説明しなさい。

Ⅳ 試 合

1 「試合の効果」について述べなさい。

剣道『 弐・参段 』解答例

Ⅰ 知識・理論

1 剣道において、何故礼儀を大切にするかを述べなさい。

【起こり】剣道は刀を持って相手を倒すことから始まり、「剣の理法の修錬による人間形成の
道である」という考え方までに発展した我が国の伝統文化である。
剣道は対人的格闘技であるので、ややもすると闘争本能をむき出しにしてしまう場合がある。
こうした闘争本能を人間として制御するところに、剣道における礼の意義がある。それ故に、
古来「剣道は礼に始まって礼に終わる」と厳しく教えられ、実践されてきた。
〔解答〕剣道を修錬する上で、お互いに心を練り、身体を鍛え、技を磨くための良き協力者として、内には相手の人格を尊重して常に感謝の念を持ち、外には端正な姿勢で礼儀正しくすることが、剣道にとって極めて大切なことである。稽古や試合の前後の礼法を立派に行うことはもちろんのこと、終始、正しい心、慎みの心、敬う心といった礼の本体を離れることなく、素晴らしい剣道を創造していくうえで、礼は大切な要素である。

2 「気・剣・体の一致」について説明しなさい。

主に、打突動作に関する教えであり、気とは気力、剣とは竹刀操作、体とは体捌きと体勢のことである。これらがタイミング良く調和がとれ、一体となって働くことで有効打突となり得る。

Ⅱ 実 技

1 「切り返しの目的と効果」について述べなさい。

〔目的〕切り返しは、正面打ちと連続左右面打ちを組み合わせ、基本動作を総合的に練習する
ためのものである。切り返しのなかで、姿勢と構え、打ちの刃筋や手の内の作用、足さばき間
合いの取り方、呼吸法、さらに強靱な体力や旺盛な気力を養い、気剣体一致の打突の修得を
目的とする。

〔効果〕下記の様な効果が養われる。

  1. 身体の動作が軽妙になる。  (敏捷性を養う)
  2. 身体や手足の力量を増す。  (筋力の増強)
  3. 気息を長くする。      (持久力をつける)
  4. 気力を旺盛にし悪癖を矯正出来る。
  5. 正しい間合いを認識する事により、手の内がよくなり打突が正確に強くなる。
    更に、手の返しが良くなり刃筋正しく打てるようになる。

2 「基本動作に力を入れる理由」について述べなさい。

いかなる道に入るにも必ず基礎となるものがある。学問・諸芸能・各種スポーツにしても同様である。まして千変万化、相手の動きに応じて即刻これに対応する剣道においては、尚更この基礎となるべき体の運用・基本的な技・諸作法を徹底的に初期の段階で身につけなければならない。又、多種多様な技のなかには自ら共通な点と、肝要な点がある。
これらの共通・肝要な点を取って組み立てたものを基本動作として、正しい姿勢と確実な打突の方法とを体得させ正しい剣道の上達を計ろうとする技術的基本を、興味を持って・注意深く・真剣に修錬する事が大切であり上達の近道でもある。

3 「仕掛けていく技の種類」を書きなさい。

① 一本打ちの技  ② 払い技  ③ 二・三段の技  ④ 出ばな技  ⑤ 引き技
⑥ かつぎ技  ⑦ 片手技  ⑧ 上段からの技  ⑨ 捲き技

Ⅲ 日本剣道形

1 「日本剣道形の打太刀・仕太刀の役割」を説明しなさい。

打太刀が師の位、仕太刀が弟子の位の関係を理解させる。
打突の機会については、太刀は機を見て、小太刀は仕太刀が入り身にならんとする処を打つとあるが、特に形に現さないため、師は弟子の気が充実したところに技を仕掛け、充分に仕留めさせることが肝要である。

Ⅳ 試 合

1 「試合の効果」について述べなさい。

試合とは、日頃の稽古で修得した技術、気力、体力、態度などを十分に発揮し、短時間の中で勝敗を競い合い、日頃の修錬の成果を試すものである。ただ、試すだけで無く勝敗が決定した後に日頃の稽古内容を反省し、今後の目標を探求する処に大きな効果が現れる。
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